インドで242人が乗る旅客機が墜落 これまで機体が損傷する事故“ゼロ”のボーイング787型 墜落原因は

インドで衝撃の航空事故が発生しました。12日、グジャラート州アーメダバード空港付近で、エアインディアの旅客機が墜落し、乗客242人が乗っていました。この中には11人の子供も含まれています。墜落は午後1時38分に離陸してからわずか5分後に起こり、現地の目撃者によると、機体が上昇中に突然炎を上げて消えたとのことです。

事故現場は市街地で、煙が立ち上る中、消火活動が急ピッチで行われています。大量の残骸が散乱しており、乗客の持ち物と思われるケースも見受けられます。地元警察の情報によれば、242人全員が死亡したと報じられています。病院には多くの怪我人が運ばれ、緊急事態が続いています。

専門家は、事故の原因として、離陸直後にエンジンが同時に停止した可能性が高いと指摘しています。ボーイング787型機は、これまでに機体が損傷する事故がゼロという信頼性の高い機種ですが、今回のような事態は極めて異例です。バードストライクや整備不良、燃料系のトラブルが原因として考えられていますが、詳細はまだ不明です。

墜落した機体はロンドン行きの便であり、エアインディアは乗客の国籍に関する情報を提供しています。インド人が169人、イギリス人が53人、その他にポルトガルとカナダの国籍の乗客が含まれています。ボーイング社はエアインディアと連絡を取り、必要に応じて支援を行う準備があると発表しています。

この悲劇的な事故に対する哀悼の意が広がる中、関係者の早急な対応が求められています。今後の情報に注目が集まります。

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