米卸売業者の営業利益が前年同期比500%増加した件について、小泉慎郎農水大臣が「米価釣り上げ疑惑」を指摘し、世間の関心が高まっている。大手米卸売企業は、同大臣の発言を受けて公式声明を発表し、価格操作を否定したが、国民の疑念は晴れず、批判が続いている。
6月5日の衆院農林水産委員会において、小泉大臣は米の価格上昇について「異常」と強調し、流通過程に不透明な部分があると指摘。この発言を受けて、該当企業名の公開を求める声が高まった。大手企業は、営業利益が前年同期比487%増と報告し、その理由として取引先との価格交渉を挙げているが、世間からは疑念が続出。米の流通問題は、今後も注目される。