石破政権が参院選の日程を3連休中に設定したことが波紋を呼んでいる。政府は通常国会を6月22日で終了し、参院選を7月20日に行う方針を固めた。この日程は、7月19日から21日までの3連休の真ん中にあたる。過去の選挙では、3連休中に投票日が設定された例はなく、政治的な意図が疑われている。
専門家の間では、連休中に旅行やレジャーで投票所から離れる有権者が増えることで、投票率が低下する懸念が指摘されている。特に若年層や無党派層の投票機会が制限される可能性がある一方、与党は事前投票などで組織的な支持を活かすことができるとされている。民主主義の健全性を危ぶむ声も上がる中、政権幹部はこの日程についての意図を否定し、国民に対して事前投票を呼びかけている。