クマ専門家が語る『有効な2つの武器』、持ち歩くなんて無理だ

クマ専門家が語る「有効な2つの武器」、持って歩けるわけない

北海道野生動物研究所の所長であり、農学博士の角先士氏が、クマとの遭遇時に効果的な対策を提言しています。彼は、クマが人間を攻撃する理由や、その際に必要な武器について詳しく説明しています。まず、彼が推奨するのは、遠くまで音が響くホイッスルを持参することです。クマとの遭遇を避けるために、音を出しながら行動することが重要だと強調しています。風や流水の音が大きい環境では、ラジオは効果的ではないため、ホイッスルが必須とされています。

次に、角氏は「ナ」と呼ばれる武器の重要性を語ります。彼によれば、クマは軽い傷を負うと攻撃をやめることが多いため、ナを使った反撃が有効だとしています。彼は、スプレーや死んだふりといった従来の対策がほとんど効果をなさないことを指摘し、真剣に自衛の覚悟を持つべきだと警告しています。クマの個体差を考慮すると、確実な対策は存在しないため、行政の指導も過去の専門家による監修のもとに行われているとしつつ、現状の対策に疑問を呈しています。

また、角氏は有資鉄線の効果についても言及し、電気柵よりも維持が容易であるため、こちらを推奨しています。彼は、過去の文化や伝統を復活させることが難しいならば、新たな個体数管理の方法を考える必要があると述べています。具体的には、ハンターの育成や支援体制の整備が必要だと強調しました。

最後に、彼は、クマとの遭遇を避けるためには山に入らないことが最も効果的であるとし、個人の対処では限界があると警告しています。行政がしっかりとした駆除体制を整えることが求められています。クマとの遭遇が増える中、私たちが取るべき行動は、ますます重要になっています。