読売テレビの解説委員、高岡氏が11日、日本テレビ系「情報ライブ 宮根屋」に生出演し、広陵高校における暴行事件への対応に対し、強烈な苦言を呈しました。彼は、学校側が「暴行事案」と認識しながらも警察を介入させず、事実認定を学校の教師に任せることに疑問を投げかけました。この問題は単なる校内のトラブルではなく、明らかに刑事事件であると指摘し、被害者の家族が警察に被害届を出すことを考えるほどの事態であるなら、なぜ初めから警察を呼ばなかったのかと問いました。
高岡氏は、学校が加害者側の意見のみを聞いて作成した報告書の問題点を指摘し、被害者の証言と食い違う内容を一方的に扱うことは許されないと強調しました。さらに、教育現場での警察の介入を拒む姿勢が、事態をより深刻化させる要因であると警鐘を鳴らしました。
「学校内でのいじめや暴力行為は、ただの教育問題ではなく、明確な犯罪である」と高岡氏は力説し、学校が警察の介入を嫌う風潮を批判しました。彼は、教育現場においても犯罪行為が発生すれば、適切に警察に報告し、法的手続きを踏むべきであると訴えました。
この問題は、高校野球だけに留まらず、広く社会全体に影響を及ぼす重要な案件です。被害者が適切な救済を受けられないまま、加害者が何の処分も受けずにいることは、明らかに不正義です。今後、このような事態が繰り返されないよう、教育現場と警察が連携し、迅速かつ適切な対応が求められています。