三重県四日市市の赤月高校で、女子生徒が交際していた男子生徒から校内で20回以上の性的暴行を受けた事件が明るみに出ました。この衝撃的な事実は、2022年当時の出来事で、女子生徒はその後、PTSD（心的外傷後ストレス障害）と診断されています。

が設置した第三者委員会の報告書では、性的行為についての同意は認定できないとされながらも、女子生徒が心理的苦痛を感じていたことから、これが「いじめ」として認定されました。さらに、県の再調査の助言を学校が受け入れなかったことが、いじめに対する認識の欠如を浮き彫りにしています。

この問題に対する学校の対応には疑問が残り、女子生徒の母親は「認定されないと思っていたのでほっとした」と語る一方で、報告書の内容には多くの食い違いがあるとして、今後の訂正を求める意向を示しています。

この事件は、学校内での安全と生徒の権利がどのように扱われているのかを問う重要な問題を提起しています。社会全体でこの問題に対する意識を高め、再発防止に向けた取り組みが急務です。四日市市の教育現場における信頼回復が求められています。