米価格の高騰が日本の消費行動を根本から変えつつある。特に、従来の5kg入りブランド米が売れ残る一方で、2kgパックの需要が急増している。家計への負担を考慮し、消費者は少量購入を選ぶ傾向が強まっている。この変化は外食産業にも深刻な影響を与えており、弁当店の経営破綻が今年1月から5月までに22件に達し、過去最悪のペースで進行中だ。専門家は、年間の倒産件数が過去最高を更新する可能性が高いと警告している。
東京都のデカ森弁当店は、主力商品を見直し、新たにサンドイッチを販売開始。米価格の高騰は国際的な需給バランスの崩れや輸送コストの上昇が背景にある。消費者の行動変化は、日本の食文化にも影響を及ぼし、今後も続く可能性がある。