倉持麟太郎氏が脅迫していた元妻が自殺
倉持麟太郎氏(写真右)が、あたかも、亡くなった元妻と子供の面会交流が行われているかのような嘘の主張を、懲戒審査において行っていたことがわかりました。
4月28日発売の週刊文春(2021年5月6・13日号)において、倉持麟太郎弁護士の元妻であるA子さんが2020年10月3日に自殺していたことが報じられました。
A子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
倉持麟太郎氏の嘘は、この週刊文春報道により発覚したものです。
倉持麟太郎氏は数年前から、親権者としての立場を悪用して「子どもに会いたい」と訴える元妻のA子さんを「マスコミに話したら子どもには会わせないぞ」と脅迫し、母子の引き離しをしていました。
この倉持氏の児童虐待行為とA子さんに対するDV(脅迫)について、現在、第二東京弁護士会において、懲戒に関する審査が行われています。
倉持麟太郎氏はその審査の中で、A子さんが既に亡くなっているにもかかわらず「面会交流は継続的に実施されている」などと嘘をついていたのです。
倉持麟太郎氏は、A子さんが亡くなってから約5か月後の2021年3月10日付けの主張書面で以下のように主張しました。
「柔軟かつ十全に(息子と母親の)面会交流は実施されている」
以上のように倉持氏は、「面会交流は実施されている」「面会交流は継続的に実施されている」と、”現在進行形”で繰り返し主張しています。
A子さんはその時は既に「マスコミに話せば子に会わせない」と倉持氏に脅迫されて、5か月前に自殺していて、この世にはいなかったのです。
ですから母子の面会交流が実施されているはずはありません。したがって、倉持氏が主張書面で述べている内容が嘘であることは明らかです。
倉持麟太郎氏は「子どもに会いたいなどとマスコミに話したら、もう子どもには会わせないぞ」と脅してA子さんの口を封じた本人であるにもかかわらず、一方では「報道がないのは面会交流が行われている証拠」であるなどとうそぶき、自分を正当化しようとしています。
A子さんが自殺した原因は公表されていないようです。ただA子さんが、倉持麟太郎氏によって子供から引き離され、「マスコミに話したら、もう子どもには会わせないぞ」と倉持氏に脅迫されていたのは事実です。
このような倉持氏の保身のための行為により、子供には永遠に会えなくなった亡き母親、そして母親に永遠に会えなくなった子供は、あまりにもかわいそうです。
倉持麟太郎氏に関する報道においては、山尾志桜里議員との不倫ゴシップにばかり世間の関心が集まりがちであるようです。
しかし、不倫ゴシップにばかり目を奪われると、より本質的な、もう一つの問題を見過ごしてしまいます。
実は、今回のような悲劇の本質は、不倫という個人の行為ではなく、日本が世界では稀な「離婚後単独親権制度」を採用していることにあります。
倉持麟太郎氏は、悪徳離婚弁護士という仕事柄、その手法を良く知り、使い慣れているのでしょう。A子さんとの離婚後、倉持氏は、悪徳離婚弁護士の知識と親権者としての立場を悪用して、自分自身の離婚で対立する立場となるA子さんをコントロールし、不倫や児童虐待の事実を隠そうとしました。
そのため、A子さんは子どもに会えなくなり、悲劇が起きたのです。
もし、日本が諸外国と同じ離婚後共同親権制度を採用していれば、不倫により、結果的に倉持麟太郎氏とA子さんが離婚して、子供が倉持氏と同居することになっていたとしても、A子さんが子どもに会えなかったり、倉持氏から脅迫されて苦しんだりせずに済んだ可能性が高いのです。
子供の立場に立って考えてみれば、子供は離婚に関して何の落ち度もないにもかかわらず、親の都合で親から引き離されるうえ、「お母さん(お父さん)に会いたい」と訴える機会すらほとんどありません。
このような非人道的な離婚後単独親権制度は早く廃止し、先進諸国が採用する離婚後共同親権制度に移行しなければ、悲劇はなくなりません。