フジテレビが日枝会長の辞任にもかかわらず、深刻な状況に直面しています。テレビ業界全体に影響が及ぶ中、スポンサー企業の撤退が相次ぎ、フジテレビは大打撃を受けています。約80社が広告契約を解除し、4月以降の新規契約も見込めない状況です。3月期決算では大幅な減収が発表され、企業が新商品を宣伝する重要な時期にCM枠は空いたままです。
日枝氏の辞任が新たな体制を築くことが期待されていますが、業界関係者は「以前のような広告収入は戻らない」と見ています。フジテレビの問題は、同局だけでなく、全国の民放テレビ局に波及する危機を招いています。民放関係者は、日枝氏が退任しなければ進展はないと指摘し、業界全体がデッドロック状態にあると警告しています。
さらに、フジテレビの信頼回復には時間がかかるとの見方が強まっており、現場の混乱を収束させるためには、より厳しい処分が求められています。視聴者からの信頼が揺らいでいる今、フジテレビの未来は暗雲が立ち込めています。果たして、業界の再生を図ることができるのか、注目が集まります。