オリオールズの菅野智之投手が本日、日本時間18日に行われたガーディアンズ戦で圧巻のピッチングを披露し、7回を無失点で抑える快投を見せた。この試合で菅野は今季2勝目を挙げ、チームにとって重要な勝利をもたらした。試合開始直後から素晴らしい立ち上がりを見せた菅野は、87球中48%を変化球で占め、特にスプリットとカーブで相手打者を翻弄した。

ガーディアンズのスティーブン・ボート監督は事前に菅野の低めの変化球を警戒するよう指示していたが、菅野はその裏をかく形で高めの直球と変化球を巧みに使い分け、相手を圧倒。特にスプリットの変化は目を見張るもので、菅野のピッチングに対してガーディアンズの選手たちは手も足も出ない状態だった。

試合後、スティーブン・クワン選手は「菅野は非常にトリッキーな投手で、特にスプリットの変化が大きく見分けるのが難しい」とその実力を称賛した。菅野は「こういう時に頼ってもらえるのは嬉しいこと」と語り、チームの連勝に貢献できたことに満足感を示した。

今季、チーム防御率がリーグ最下位に沈む中、菅野の存在は頼もしい光となっている。故障者が続出する厳しい状況の中、彼のピッチングによってチームは希望を見出している。菅野の高い制球力と多彩な変化球は、メジャーリーグでも高く評価され、日本の野球が世界で通用することを示している。今後の活躍に期待が高まる。