ヒロミが主催するバーベキュー会が、広見市の不適切な行動を巡る騒動の引き金となったことが明らかになりました。3月31日に公開された第三者委員会の調査報告書によれば、事件は2023年5月31日に行われたこのバーベキューで起こりました。参加者には広見市や中島プロデューサー、さらには被害女性である渡辺アナウンサーが含まれていました。

報告書では、バーベキューの2日後に中石が渡辺アナを自宅に呼び出し、性的暴行を加えたとされています。調査の過程で、バーベキュー会が単なる社交の場ではなく、卑猥な会話が飛び交う場であったことも明らかになりました。渡辺アナは、参加者が性に関する不適切な質問をしていたと証言しており、彼女の勇気ある告発が広見市の言い訳を完全に崩壊させました。

広見市は、バーベキュー会について「誰が来たか知らない」と主張していましたが、実際のところは女性アナウンサーを呼ぶように要求していたことが報告書で指摘されました。これに対して視聴者からは疑問の声が上がり、彼の言い訳はもはや説得力を失っています。

さらに、報告書ではフジテレビの体質についても厳しい指摘がなされており、幹部が問題の隠蔽に関与していたことが明らかになりました。中島プロデューサーは中石の利益を優先する行動をとり、女性アナウンサーを危険から守るよりも、タレントを優遇する姿勢を見せていました。

この事件は、芸能界に根付く不適切な文化の象徴的な例となっており、渡辺アナの告発が業界の変革につながることが期待されています。広見市は自身の矛盾した発言について真摯に説明し、責任を取る必要があります。フジテレビも、スタッフの安全を守るために体質を改善することが求められています。今回の報告書は第一歩に過ぎず、真の改革にはさらなる努力が必要です。