小惑星衝突、月に激突コースへ
最新のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によるデータによれば、小惑星2024YR4が月に衝突する確率が約4%に上昇しました。かつては地球に衝突する危険性があり、「シティキラー」と呼ばれるほどの威力を持つ天体として警戒されていました。今年2月には地球衝突の確率が3.1%と観測され、過去最高の数値を記録しましたが、その後の追跡観測によって2032年に地球に衝突する可能性は否定されました。しかし、その代わりに月への衝突リスクが着実に増加しています。
現在、NAAは月への衝突確率を3.8%と発表し、欧州宇宙機関(ESA)内部でも約4%という見解が示されています。この小惑星の大きさは53から67メートルで、15階建てのビルに相当します。防衛計画発動の基準である50メートルを上回るため、もし地球衝突の確率が1%を超えていた場合、機動変更ミッションの開発が始まっていたと、ESAのモイス氏は語りました。
現時点では月への直接的な対応計画は発表されていませんが、関係機関は情報収集を続けています。小惑星衝突対策としては、2022年に実施されたダートミッションが唯一の成功例であり、この実験では無人探査機を小型小惑星に衝突させて軌道変更を成功させました。
月に衝突した場合、その影響は地球にも波及すると考えられており、カレンダーなどの暦も狂う可能性があります。天文学者にとっては貴重な観測の機会となりますが、実際に衝突が起きるとなると多くの人々が不安を抱えています。
小惑星の衝突は宇宙のスケールでは小さな出来事かもしれませんが、我々にとっては重大な問題です。今後の動向に注目が集まります。