神戸市で発生した女性刺殺事件は、衝撃的な詳細が明らかになり、国中の関心を集めています。容疑者の谷本正容疑者(35歳)は、事件当日から逮捕までの50分以上にわたり、全く知らない被害者、片山恵さん(24歳)を尾行していたことが捜査関係者の調べで判明しました。
事件は先週金曜日に発生。片山さんが帰宅する途中、神戸三宮駅近くのマンションで、谷本容疑者にナイフで胸を刺されて殺害されました。防犯カメラの映像によれば、谷本容疑者は片山さんの勤務先付近で彼女を尾行し、約50分後にマンションに侵入したとされています。目撃者の証言によると、谷本容疑者はエレベーター内で片山さんに対して暴力を振るう様子が確認されており、その後、逃走する際に15センチのナイフを近くの駐車場に捨てたと見られています。
谷本容疑者は事件の2日前から神戸市内に滞在しており、事件後は新幹線で東京に向かっていたとされています。逮捕は、神戸から約400キロ離れた東京の奥玉町で行われました。彼の行動は、事件が発生するまでの間に謎に包まれており、警察は動機を解明するための捜査を進めています。
片山さんは大手損害保険会社に勤務し、周囲からの信頼も厚い真面目な女性でした。事件の衝撃に、彼女の家族は「安堵しています。懸命な捜査に感謝します」とコメントを発表しています。この悲劇的な事件は、未だ多くの疑問を残し、国民の心に深い悲しみを与えています。