人気の観光スポットである中国の吊り橋が、7日午後6時18分頃に重大な事故を引き起こしました。この事故により、29人の観光客が川に墜落し、5人が死亡、24人が負傷したと報じられています。事故が発生したのは、新疆ウイグル自治区の風富州少祖県に位置する車風景区の吊り橋で、橋のロープの1本が突然切れ、上板が急激に傾いたことが原因です。
当時、橋の上には数十人の観光客がいたとされ、その中の29人が川に落ちました。負傷者の中には重傷者が2人含まれており、22人は病院に搬送され、治療を受けています。現場には観光客が撮影した映像があり、ロープが切れる瞬間や橋が傾く様子が映し出されています。
事故後、当局は現地を閉鎖し、原因の調査を開始しました。地元メディアによると、この吊り橋では昨年6月にも同様の事故が発生しており、過去の教訓が活かされていなかった可能性が指摘されています。安全基準が不十分であるとの声もあり、中国の観光施設に対する安全面への懸念が高まっています。
中国の経済発展が進む中で、建物や施設の安全性が後回しにされているとの批判も根強いです。このような事故が頻発する中、観光客の安全を確保するための対策が求められています。中国での観光がリスクを伴うことを示すこの事故は、今後の観光業界に大きな影響を与える可能性があります。