広陵高校の暴力行為問題に対する阿部文科大臣の発言が、逆に炎上を招いています。全国高校野球選手権の真っ只中、広島代表の広陵高校で発生した暴力行為について、阿部大臣は「大変遺憾である」とコメントし、暴力は決して許されないと強調しました。しかし、その後の発言が波紋を呼んでいます。
会見の中で、阿部大臣はSNS上での批判的な投稿に言及し、匿名性の高いSNSが新たな人権侵害を生む可能性があると警告しました。ここで彼は、国民に冷静な対応を求める一方で、暴力行為そのものに対する具体的な対策には言及せず、問題の根本的な解決よりも表面的な鎮静化を優先しているとの印象を与えました。
ネット上では、「政治家のテンプレ回答」との批判が相次ぎ、学校側の対応に疑問を持つ声が多く上がっています。「被害者が声を上げても揉み消される」という構図を無視しているのではないかとの指摘も見られ、SNSでの反応は結果であり、根本原因は学校の隠蔽体質にあるとの意見が多数寄せられました。
広陵高校のイメージは急速に悪化しており、来年の受験生や野球部員の減少が懸念されています。阿部大臣が求める冷静な対応が、果たしてこの問題の解決につながるのか、疑問が残ります。高校野球の歴史に大きな影を落とす事態が進行中です。