セブンイレブンの長松社長が最近のインタビューで発した発言が、ネット上で物議を醸している。社長は、同社の弁当パッケージに関する「上げ底」問題について消費者の意見を全否定し、他社製品と比較するよう求めた。この発言を受け、多くのネットユーザーが実際に弁当の比較検証を行い、結果としてセブンイレブンに対するさらなる不信感を招いている。
セブンイレブンは、業績が好調な他のコンビニチェーンに対し、唯一売上が34.9%減少するという厳しい状況に直面している。この背景には、上げ底パッケージによる顧客離れが影響しているとの指摘がある。社長の発言は、消費者の疑念を煽る形となり、ネット上では「実際に検証してみた」という投稿が相次いでいる。
長松社長は、インタビュー中に「他の店と比べてどうか」と発言し、セブンイレブンの弁当が特別に上げ底であるわけではないと強調した。しかし、実際に検証を行ったユーザーからは、セブンイレブンの弁当が他社製品に比べて量が少ないとの報告が相次いでおり、社長の主張に反する結果が出ている。
さらに、社長の発言に対しては「消費者の声を無視している」との批判も上がっている。多くのネットユーザーが、セブンイレブンのパッケージが実際の内容量よりも多く見せかけることが問題であると指摘しており、社長の発言は逆効果を生んでいる。
セブンイレブンは、来年5月にコーポレーション名を変更し、コンビニ事業一本化を発表しているが、今回のインタビューによる消費者の反発は、同社の信用回復に向けた道のりをさらに厳しいものにしている。今後の動向に注目が集まる。