テレビ界が揺れている。元SMAPの中居正広に関する9000万円の女性トラブルが、年を越えてもなお、テレビ局に深刻な影響を及ぼしている。フジテレビはこの問題を全面的に否定しているものの、視聴者からの厳しい視線は避けられない状況だ。特に、TBSは中居の番組「中居正の金曜日のスマイルたち」の収録を中止し、今後の方針を見直す動きが加速している。
関係者によると、テレビ局全体が特定のタレントに依存する企画を見直し、リスクヘッジに向けた新たな方針を模索しているという。タレント頼みの番組は通さないという決定がなされ、今後はコンプライアンスが厳しい時代に適応した形での企画が求められることになるだろう。
この騒動は、過去にも多くのタレントが不祥事で活動を休止したり、引退に追い込まれたりした事例を思い起こさせる。TBSは、情報番組やバラエティの企画が好評であることから、タレント依存から脱却できる自信を持っているのかもしれない。しかし、視聴者の信頼を取り戻すためには、徹底した調査と透明性が求められる。
中居のスキャンダルは、テレビ局にとって痛手であり、業界全体がその影響を受けている。新たな方針がどのように実行されるのか、そして視聴者がどのように反応するのか、今後の展開から目が離せない。テレビ界の未来が問われている。