タイトル: コメ転売業者、利益率問題で反発!「悪者扱いするな」
日本の米流通業界が緊迫した状況にある。小泉新次郎農林水産大臣が、米おろし売り業者の利益率が500%に達していると指摘したことが発端となり、業界内で激しい議論が巻き起こっている。この発言に対し、あるおろし売り業者は、「私たちは大量仕入れ、大量販売のビジネスを行っており、1~2%の利益率で運営してきた。500%という数字は誤解だ」と反論。彼らの営業利益率は、2024年1~3月期で1.4%、2025年1~3月期でも5.0%に過ぎないと説明した。
業界関係者によると、米の価格が高騰している一因は、大手コンビニや外食チェーンが価格転嫁に応じ始めたためだが、流通業者はこれまで赤字を出しながらルールを守ってきたという。小泉大臣は、政府の米政策の失敗を認めず、民間の検証を考えていないと発言。これにより、業界の不満はさらに高まっている。
消費者が支払う価格が以前の2倍を超えている一方で、生産者への支払いはそれほど上がっていないことが問題視されている。おろし売り業者は、米の供給が不足していないにもかかわらず高価格が続いている現状に疑問を呈し、政府の対応に対する不満を爆発させている。
この騒動は、米流通の構造的な問題を浮き彫りにしており、消費者の納得を得られなければ業界全体にさらなる波紋を呼ぶことは避けられないだろう。業界の透明性が求められる中、今後の展開から目が離せない。