中居正義博氏の代理人が緊急声明を発表した。この声明は、フジテレビの第3者委員会に対して資料の開示と釈明を強く要求するもので、名誉回復のための重要な一歩となる。代理人によると、委員会の調査が日本弁護士連合会のガイドラインを超えているとの指摘がなされ、中居氏の名誉を取り戻すための具体的な要求が提示された。

声明は5月30日に東京の丸ノ内法律事務所の公式サイトで公開され、代理人は「一歳のヒアリング記録及びその他の証拠事実認定のために使用した資料の開示」を求めている。中居氏を巡る問題は、元フジテレビアナウンサーとのトラブルに端を発し、委員会は中居氏の行為を「迫る力」と認定したが、彼はこれに反論し、暴力的または強制的な行為は確認されなかったと主張している。

しかし、第3者委員会はその主張を退け、資料開示を拒否する姿勢を示した。中居氏は1月22日に全てのレギュラー番組から降板し、翌日に芸能界引退を発表した。この一連の流れは、彼の名誉と社会的信用を回復するための道のりがいかに困難であるかを物語っている。

代理人は「名誉回復は自分でした方が早い」と述べ、自らの口で説明すべきだと強調した。一方で、中居氏側は重要な証拠である女性からのショートメールを削除したと主張し、矛盾が生じている。この状況は、名誉と信用の回復がいかに難しいかを示しており、今後の展開が注目される。中居氏は真実を明らかにし、社会的信用を取り戻すために自らの言葉で説明する必要がある。