フジテレビ社長が女子アナのトラブルに関する驚愕の発言を行い、メディア界に衝撃が走っている。港高一社長は、17日東京・台場での記者会見で、タレント中井正の女性トラブルに対し「全く知らない」と語った。この発言は、同社が抱える深刻な問題の真相を隠蔽しようとしているのではないかとの疑念を呼び起こしている。

中井氏と被害女性の関係についての質問に対し、港社長は「トラブルの認識が違う」としながらも具体的な説明を避けた。また、被害女性への配慮として「活躍を祈ります」と述べたが、その言葉は冷たさを感じさせるものであった。記者たちがオープンな会見を求める中、フジテレビは通常の定例社長会見として、他のメディアの参加を拒否した。

このような状況に対し、記者会は強く反発しており、今後の定例会見での透明性を求める姿勢を示している。さらに、フジテレビの公式サイトでは、社内の関与を全面的に否定するコメントが発表されているが、その信憑性に疑問を持つ声も上がっている。特に、9000万円の金銭トラブルについての報道が影を落としている中、社長の発言は一層の疑念を招いている。

フジテレビが果たすべきメディアとしての責任が問われている。中井氏がテレビ出演を続ける一方で、問題の核心に触れない姿勢は、視聴者の信頼を失墜させる結果につながるだろう。この事態が今後どのような展開を見せるのか、目が離せない。