フジテレビ社長、港高一氏が緊急記者会見を開催し、社内トラブルについて謝罪しました。会見は17日に行われ、問題の中心には女性社員との不適切な関与が浮上しています。社長は、定例会見の冒頭で約10分間、事案の概要を説明し、質疑応答では報道された飲食の場の存在を否定。調査委員会の設置を約束しましたが、過去の自身の行動に関する指摘には沈黙を守りました。

会見では、フジテレビが昨年6月に女性社員の様子に異変を感じていたことが明らかになり、一部報道に対する否定の根拠が社内調査に基づいていると説明。これは、フジテレビが問題を軽視してきた証拠とも取れます。社内の不適切な飲食の習慣が明るみに出る中、社長は「そういうことはなかったと信じたい」と語り、自己の責任を曖昧にしています。

このスキャンダルは、フジテレビだけでなく、テレビ業界全体に波及する可能性が高まっています。視聴者の信頼を損なうこの問題に対して、株主の怒りも爆発寸前です。会見には限られたメディアしか招かれず、真実を隠蔽する意図が見え隠れしています。

フジテレビは今、存亡の危機に直面しています。社長の辞任や、業界全体の改革を求める声が高まる中、果たしてどのような決断が下されるのか、注目が集まります。これは、単なる社内問題ではなく、視聴者との信頼関係をも揺るがす重大な事件です。