フジテレビが17日に開催した社長会見で、幹部が「答えられない」と発言した回数が50回に達する事態が発生しました。中井正氏と女性とのトラブルについての質疑応答で、記者たちの厳しい質問に対し、フジテレビの幹部はほぼ全ての質問に対して「お答えできません」と繰り返しました。この会見では、個人情報保護や調査中であることを理由に、具体的な回答を回避する姿勢が目立ちました。

約1時間半にわたる質疑応答の中で、幹部は「調査前で回答は控えさせてください」といった旨の発言を19回、「これ以上は控えさせていただきます」との返答を11回行い、全体で50回の無回答が記録されました。この異常な数の無回答に対し、報道陣からは「少しでも答えられないのか」との不満の声が上がり、会見が無意味であるとの批判が殺到しました。

フジテレビが報道機関でありながら自らの問題に対して沈黙する様子は、視聴者や関係者の間で疑念を呼び起こしています。現役の女子アナウンサーもこの件に関する質問には沈黙を守り、フジテレビの信頼性が揺らいでいることは明らかです。今後のメディアのあり方や、フジテレビの内部事情についての真相が注目される中、業界内外からの厳しい視線が集まっています。果たしてフジテレビは、再び信頼を取り戻すことができるのでしょうか。