広島カープの守護神、栗林良吏投手がまたもやセーブ失敗を喫し、球界内外から「完全失格」の烙印を押される事態となった。9日の横浜DeNAベイスターズ戦では、リードを守りきれず、広島は4連勝がストップ。これで今季のビジター戦は4戦全敗となり、驚愕の8連敗を記録する厳しい現実が突きつけられた。
試合は、先発の森下投手が奮闘し、3対2で迎えた9回裏に栗林投手がマウンドに上がった。しかし、彼は同点打を許し、試合
は延長戦に突入。その後、広島はサヨナラ負けを喫し、ファンの間には失望の声が広がった。栗林投手の今季の成績は、対DeNA戦での防御率が驚愕の30.86。彼の9回の登板は、明らかに調子を落としていることを示唆している。
栗林投手はルーキーイヤーから守護神として活躍してきたが、今やその重圧が彼を苦しめている。選手やファンからは、「なぜ彼をクローザーに据え続けるのか」という疑問の声が上がっている。新井監督が選手を信じる姿勢は称賛される一方で、勝利を優先するために思い切った判断が求められる場面かもしれない。
ファンの中には、栗林投手を責めるのは辛いという声もある。彼の存在があったからこそ勝てた試合も多い。しかし、守護神というポジションの重圧は、彼にとって避けて通れない課題である。栗林投手の復調を願う声とチームの勝利を優先したい声、その狭間で新井監督やコーチ陣がどのような判断を下すのか、注目が集まる。
広島カープはまだシーズン序盤であり、課題は山積みながらも、これを乗り越えた先に強いチームが待っているはずだ。栗林投手が再び輝く日を期待しつつ、チームの巻き返しを願う声は高まる。