アメリカ人が山本由伸投手のサイヤング賞獲得に懐疑的な意見を示した。今シーズン、山本選手は4勝2敗、防御率0.90という驚異的な成績を残しているが、イニング数の少なさが足かせになっていると言われている。リーグでの投球イニングは40回で9位、脱三振は49で5位と、数字だけ見れば非凡な活躍をしているものの、サイヤング賞の受賞にはイニング数が重要視されるのが現実だ。
アメリカの野球ファンたちは、過去の受賞者と比較しながら、山本選手のイニング数がサイヤング賞獲得の障害になると指摘。特に、2021年のバーンズ選手やウィーラー選手はそれぞれ167回、213回を投げており、彼らが防御率を武器にサイヤングを手にしたことが強調されている。山本選手の防御率が1点台であれば可能性はあるものの、イニング数の不足が致命的な要因となりかねないと警鐘を鳴らしている。
「監督にもっと投げさせろ」との声も上がる中、山本選手がサイヤング賞を獲得するためには、今後のイニング数を増やす必要がある。果たして、彼はこの壁を乗り越え、栄光を手にすることができるのか。日本の野球界にとっても、山本選手の動向から目が離せない状況だ。サイヤング賞争いの行方は、これからのシーズンでますます注目されるだろう。