天才少女ゴルファー、須藤弥勒(すどうみろく)さんが突如として引退を決意した。彼女の決断の背景には、千葉での最新トーナメントでの衝撃的な結果が影を落としている。3月21日から行われた「VポイントSMBCレディ」で、須藤さんは初日のスコア88、2日目は83という成績を残し、なんとツアー最下位で予選落ち。期待されていた才能が、結果として目の前に立ちはだかった。
試合前の練習ラウンドでは見事なパワープレイを披露していた須藤さんだが、試合当日のクラブセッティングが思わぬ足枷となった。コーチの松本一生さんは「試合でこれではあまりにかわいそう」と述べ、クラブの調整ミスが影響したと指摘。試合直前のドライバーの調整が、彼女を苦しめる要因となった。
「ゴルフをやめたくなった」と涙をこらえて語った須藤さん。彼女の胸には、天才少女としての重圧がのしかかっていた。しかし、彼女は次回の挑戦を誓い、全ての思いを胸に秘めて前を向く姿勢を見せた。
須藤さんの成長の影には、独自の練習方法や父親の指導があった。幼少期にピアスを開けた理由とともに、彼女の道を歩む姿勢は、多くの期待と批判を呼んだ。特に、練習に夢中になりすぎてお漏らしをしたエピソードは、彼女の集中力が尋常でないことを物語っている。
この若きゴルファーが直面した現実は厳しいが、彼女の今後の挑戦に期待が寄せられる。天才少女、須藤弥勒の物語は、まだ終わったわけではない。次の舞台での逆襲を期待したい。