タイトル: NEXCO日本、高速道路ETCシステム障害で95％の未払いに激怒

中日本高速道路株式会社（NEXCO中日本）が、最近発生したETCシステムの大規模障害により、95％の利用者が未払いとなっている現状に対して怒りを示している。6日午前0時30分から約38時間にわたり、ETCが利用できなくなり、106の料金所に影響が及んだ。この間、約96万台の車両が通過したが、後日払いの申し出はわずか3万6000件にとどまった。

NEXCOは、通行料金を後日払いとする暫定措置を取ったが、多くの利用者が支払いを拒否している理由について、同社は「道路管理者としての責任がある」と強調。利用者に損害が生じた場合には、賠償を行う義務があると述べている。しかし、賠償請求がどの程度実現可能かについては、不透明な部分が多い。

事故の影響によって、重要な仕事や用事に支障が出た利用者からは、NEXCOに対する不満が相次いでいる。「料金を支払えというのは不当」との声もあり、システム障害により多くの時間を浪費した利用者は、NEXCOに対して損害賠償を求めるべきとの意見が出ている。

NEXCOは、未払いの車両に対して請求を続ける方針を示しているが、請求がどのように実現するのか、またその費用対効果についても疑問が残る。利用者の立場からは、システム障害が発生したにもかかわらず料金を請求すること自体が矛盾しているとの指摘があり、今後の対応が注目されている。