中村七之助、結婚発表
歌舞伎俳優の中村七之助が18日、かねてより交際していた一般女性と結婚することを所属事務所を通じて発表した。
相手は昨年6月に女性セブンで報じられた30代の女性で、七之助は歌舞伎界の先輩や役者仲間に紹介を済ませている。昨年、父・18代目中村勘三郎さんの十三回忌を終えて、今年2月には歌舞伎座で中村屋が中心となる「猿若祭」を成功させ、3月には「仮名手本忠臣蔵」のおかるを演じ、このほど結婚の発表となった。
七之助は勘三郎さんの次男で、兄の中村勘九郎とともに世代を代表する存在。主に女形として活躍し、「助六」の揚巻、「籠鶴瓶花街酔醒」の八ツ橋など時代物の大役や「藤娘」「鷺娘」などの舞踊で力を発揮している。兄と力を合わせ、勘三郎さんから受け継いだ移動式の劇場「平成中村座」など、歌舞伎のファン層を広げる取り組みにも積極的に挑んでいる。
5月3日には埼玉・所沢市民文化センターミューズから全国巡業「新緑歌舞伎特別公演 2025」(16か所)をスタートさせる。ファンの前で喜びの報告があるのか、注目される。
七之助のコメントは以下の通り。
麗春の候 皆様におかれましてはますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。私事で大変恐縮ですがかねてよりお付き合いしておりました方と結婚いたしますことをご報告させていただきます。未熟な二人ではございますが今後ともご指導ご鞭撻のほどひとえにお願い申し上げます。
報知新聞社