フジテレビが直面する衝撃の内部スキャンダルが明るみに出た。元アナウンサーの長野子が、同社のコンプライアンス相談窓口に行った女性社員が干される風習が存在したと告発した。この告発は、最近公表された第三者委員会の報告書を受けてのもので、内部の圧力がどれほど深刻であるかを浮き彫りにしている。

長野子は、特に若い世代の社員が経営陣よりも意識が高いとしながらも、女性社員たちが抱える苦悩について語った。彼女たちは、セクハラやその他の問題を相談することへの恐怖感から、黙って我慢するしかなかったという。「報告書には出てこない様々な事案が存在している」と彼女は驚きをもって語った。

さらに、社内には「干される」ことを恐れる空気が広がっており、実際に不自然に姿を消した社員が多いことも指摘されている。フジテレビの高橋朝はこの問題を完全に否定しているが、内部からの証言はその信憑性を揺るがしている。

この問題は、企業文化の根深い腐敗を示唆しており、他の企業でも同様の問題が存在するとの声も上がっている。多くの女性がコンプライアンス相談窓口に駆け込むことを避けることで、出世の道が閉ざされることを恐れている。これにより、フジテレビの信頼は揺らぎ、スポンサーの離脱が続く可能性がある。

今回の告発により、フジテレビはその体制を根本から見直す必要に迫られている。もはや、ただのスキャンダルでは済まされない。企業としての存続が危ぶまれる中、今後の動向から目が離せない。