ロサンゼルス・ドジャースとコロラド・ロッキーズの対戦が、4月14日(現地時間)、ドジャースタジアムで行われました。この試合は、連敗中のドジャースにとって重要な一戦となり、大谷翔平選手が今季第5号となる本塁打を放つなど、大活躍を見せました。
試合開始早々、大谷選手は1番DHとして立ち、初打席でロッキーズ先発のアントニオ・センテラ投手からライト前ヒットを打ちます。この出塁が、ムーキー・ベッツ選手の2ランホームランの引き金となり、ドジャースは序盤からリードを奪いました。試合後、ベッツ選手は「翔平が出塁したことで、センテラに大きなプレッシャーを与えた」と語り、大谷選手の影響力を強調しました。
続く3回、大谷選手はカウント2ストライク2ボールの状況から、外角高めの98マイルの直球を捉え、408フィートの特大本塁打を放ちました。この瞬間、ドジャースは3対0とリードを広げ、スタジアムは大いに盛り上がりました。また、興味深いエピソードとして、この本塁打をキャッチしたのは、球場のセキュリティスタッフであるクリスティーナ・バードゥーゴさんでした。彼女は「この仕事をして16年、初めてホームランボールを取れた」と嬉しそうに語っています。
試合は最終的にドジャースが5対3で勝利し、連敗をストップしました。大谷選手は5打数3安打1本塁打1打点と素晴らしい成績を収め、打率も3割近くまで上昇しました。試合後、大谷選手は「チームが勝つために自分ができることをやるだけ」とコメントし、チームメイトとの連携を大切にしていることを示しました。
一方、ロッキーズの監督バド・ブラック氏は、試合後に「ドジャースの攻撃力に圧倒された」と語り、今後の対策を考える必要があることを強調しました。大谷選手の存在感が、試合の流れを大きく変えたことは間違いありません。今後のシーズンにおいても、大谷選手の活躍から目が離せません。