エンゼルスのスター選手マイク・トラウトが、13日(日本時間)に行われたアストロズ戦で、観客による思わぬハプニングに見舞われました。試合の2回、トラウトは右翼ファウルゾーンで西からディアスが放ったフライボールを捕ろうとしましたが、ボールがグラブに収まる瞬間、ファンがそのボールをもぎ取ってしまいました。この行為により、ボールはファウル判定となり、トラウトは両手を上げて不満を表明しました。
アストロズのユニフォームを着たファンは、驚いた表情でトラウトにボールを返そうとしましたが、結局そのファンは警備員に連れられて退場させられました。この出来事に対して、周囲からはブーイングが起こるなど、観客の行動が問題視されています。昨年10月にも同様の事例があり、ヤンキースのファンがムーキー・ベッツのファウルキャッチを奪ったことで、メディアで大きく取り上げられました。
今回のトラウトのケースでは、ファンの行動が選手の安全を脅かすものであり、プレイ妨害として厳しく非難されています。観客が選手のプレイに影響を及ぼすことが続けば、より多くの問題が発生する恐れがあります。トラウト自身は怪我をせずに済みましたが、今後の試合においてこのような事態が再発しないことを願うばかりです。ファンとしての熱意を持つ一方で、選手への配慮も忘れない行動が求められています。