フジテレビが10日に放送した「musミュージック ジェネレーション」で、1995年以降にカラオケで最も歌われた曲を特集した際、視聴者の間で物議を醸す事態が発生しました。この番組では、特に2003年の1位曲「世界に一つだけの花」を取り上げましたが、映像は流れず音源のみが放送されました。また、2004年の1位も同様に映像は放送されませんでした。
このような対応に対し、視聴者からは「楽曲に罪はない」との声が上がりました。特に、SMAPの楽曲を扱うことが難しい背景には、メンバーの一部が問題を抱えていることや、ジャニーズ事務所の圧力があると指摘されています。視聴者は「音声だけの放送は不適切ではないか」とも疑問を呈し、完全な映像の使用を求める声も見受けられました。
一方で、番組の編集方針に疑問を持つ視聴者も多く、「もっと平等に扱ってほしい」という意見が寄せられました。他のアーティストの楽曲が流れる中でのSMAPの扱いの差についても、不満が広がっています。中には、AKB48の映像が流れた際の緊張感を面白がる声も見られました。
このような事態は、音楽に対する自由な表現を求める視聴者と、事務所の圧力との間での葛藤を浮き彫りにしています。フジテレビは今後、どのような対応をするのか、引き続き注目が集まります。視聴者の期待に応える形で、音楽番組のあり方が変わることが求められています。