中居正広の誤算
元SMAPの中居正広(50)が、今年1月に女性とのトラブルを理由に芸能界を引退したことが、さらなる波紋を呼んでいる。先月31日、第三者委員会による全394ページにわたる調査報告書が公表され、多くの衝撃的な事実が明るみに出た。この報告書では、中居による性暴力が認定され、被害女性Aさんは2023年6月に体調不良となり、7月からはPTSDと診断されていると記載されている。
引退後、中居は第三者委員会の調査に協力する姿勢を見せていたものの、女性側との間に秘密保持義務があったため、多くを語らなかったと報じられている。しかし、調査が進む中で女性側が情報の解除に応じる姿勢を見せると、中居は強く動揺したという。今回の発表内容は、彼にとって完全に想定外の出来事だったとされている。
中居の引退発表から4日後に行われたフジテレビの会見では、社長らの曖昧な答弁が目立ち、10時間にわたる長時間の会見は混乱を招いた。このことが、引退後のトラブルの真相解明を求められるきっかけとなり、同時にフジテレビの企業風土も追求されることになった。
中居は、引退の決定的な要因がこの会見だったと語られており、全てが計画通りには進まなかったことが明らかになっている。元々の合意が一方的に解除されることはあり得ず、秘密保持義務の重要性が再認識される中、彼の立場はますます厳しくなっている。
この件を通じて、中居正広は自身の過ちと向き合わざるを得なくなり、芸能人としてだけでなく、一人の人間としても大きな責任を問われることとなった。これからの彼の動向に注目が集まる。