フジテレビは、大阪関西万博に関連するイベント「資災目覚ましクラシックスコンサート」の開催を中止すると、公式サイトで発表しました。この決定は、6月29日に予定されていたコンサートが、主催者であるフジテレビからの申し出により行われることになりました。フジテレビは、抽選に申し込んだ多くの方々に対し、深いお詫びと謝罪を表明し、2ヶ月前に申し込みを済ませた人々への対応を案内しました。

中止の理由については、万博会場でのメタンガス爆発のリスクが影響しているとの見方もあり、フジテレビの判断は適切だったと考える意見もあります。しかし、イベントが中止となった場合でも、万博のチケット払い戻しができないという点に不満の声が上がっています。コンサートを目的に万博チケットを購入した人々にとって、これは大きな問題です。

また、フジテレビのイベントが批判の的にならないよう、自主的に中止を決定した可能性も指摘されています。これにより、株主総会の影響を考慮し、注目度の高いイベントは自粛する方が無難との判断があったと見られています。

万博自体には、政府や経済に対する様々な疑問が寄せられており、「この国はどこまで迷走するのか」といった声も聞かれます。特に、万博は広告代理店にとっての利益追求の場とされ、スポンサー離れのフジテレビが関わりを持たないことも考えられます。直前になっても工事が行われている状況の中、避難訓練や安全対策が十分に行われているのかという懸念も存在します。

最終的に、万博が「ただのお祭り気分のイベント」に終わるのではないかとの懸念が広がっており、地域住民からは老朽化したインフラ整備など、他の重要な事業への資金投入を求める声が高まっています。