フジメディアホールディングスとフジテレビの会長・社長が辞任した事件が波紋を呼んでいます。この動きは、元社長中居正広さんの女性トラブルに関連しており、27日に発表された記者会見では新社長として清水健治氏が就任することも明らかになりました。中居さんを巡る問題により、75社以上のCMが放送中止となり、港社長は責任を取る形で辞任しました。

会見では、辞任の理由として、フジテレビに関する一連の報道や社内調査への協力を約束していますが、問題はこれだけに留まりません。報道によると、フジテレビの編成幹部が他局の女性アナウンサーを招待し、不適切な接触を持っていた疑惑が浮上しています。この疑惑は、社内調査の結果として明らかになったもので、同局の体質が問われています。

元フジテレビアナウンサーの中村さんは、TBS系の番組に出演し、同局内での不適切な接触について言及しました。彼女は、フジテレビ時代に同席することが常態化していたとしつつ、実態を変えるには企業の透明性が必要だと訴えています。

また、TBSもこの問題を受けて社内調査を実施することを発表しました。これは30年前の大事件を教訓とした行動であり、信頼回復のための迅速な対応とされています。フジテレビの問題は、ただの一局にとどまらず、メディア全体の信頼性を揺るがす事態に発展しています。今後の調査結果が注目される中、オールドメディアの存続が危機にさらされている現状に、多くの関心が寄せられています。