ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手が、フィラデルフィア・フィリーズとの試合で見事なピッチングを披露しました。初の敵地登板となったこの一戦では、5回途中1失点という好成績を残し、特に制球力の改善が際立ちました。これまでの登板で苦しんでいた制球面が大きく向上し、ストライク率は60.3%に達しました。現地メディアからは高い評価を受け、「ドラゴンフォーク」と称されるスプリットを巧みに操る姿が注目され、フィリーズのスター選手ブライス・ハーパーも「こんな変化球は初めて」と絶賛しました。
試合は、ドジャースが2回に逆転ホームランを放ち、以降はリードを保ちながら進行しました。佐々木投手は、初回こそ苦しい立ち上がりを見せましたが、その後はフィリーズの強打者たちを相手に落ち着いた投球を展開。特にハーパーとの対決では、空振り三振を奪うなど、彼の成長を感じさせる内容でした。
試合後、米国メディアでは佐々木投手のパフォーマンスを高く評価する声が上がり、「彼はこれから偉大な投手になる」との期待も寄せられています。また、同じくドジャースに所属する大谷翔平選手は、この試合で4打数ノーヒットに終わりましたが、開幕からの連続出塁を続け、チームにおける存在感を示しました。
最終的にドジャースは3-1で勝利を収め、今シーズン7度目の逆転勝利となりました。佐々木投手のメジャー初勝利はお預けとなりましたが、今後の成長に期待が寄せられています。次回の登板が待ち遠しいところです。