大谷翔平選手とブレイク・スネル選手が、日本のメディアとの間で深刻なトラブルに見舞われています。昨年、ドジャースの選手である大谷の自宅住所が報道機関に漏洩し、選手は引っ越しを余儀なくされる事態が発生しました。これに対し、ロバーツ監督は強い抗議の意を示し、選手たちのプライバシーを侵害するメディアの取材を禁止する方針を打ち出しました。しかし、その後も一部のメディアは反省せず、選手の私生活に踏み込む行為を続けています。

特にスネル選手の自宅住所がネット上に流出し、不法侵入事件へと発展したことが問題視されています。事件は米国時間3月26日、ドジャースの本拠地開幕戦前日に発生。スネル選手の家が不法侵入され、窓ガラスが割られているのが確認されました。幸いにも当時、家族は不在で負傷者は出ませんでしたが、警察は現在も証拠収集を進めており、犯人の早期逮捕を期待しています。

また、スネル選手はこの問題の一因として、ドジャース加入後にメディアからの取材が過度になったことを挙げ、自宅を無断で撮影する行為をやめてほしいと訴えています。さらに、大谷選手も日本に帰国した際、メディアの過剰な取材に悩まされ、プライバシーが奪われる不安を抱いていました。

ロバーツ監督は、選手の安全を守るためにはメディアへの厳しい規制が必要であると強調。選手たちのプライバシーを侵害する行為が続けば、取材を全面的に禁止する意向を示しています。こうしたメディアの暴走に対して、選手たちの権利が守られることが求められています。選手の個人情報が無断で報道されることは、ジャーナリズムの倫理に反するだけでなく、個人の権利を侵害する行為であるとされています。今後の動向に注目です。