フジテレビは、2024年度の視聴率で個人全体、コアターゲット、世帯の3指標で民法同時間帯トップを達成したと発表しました。これにより、同局は2018年度から7年連続で全体視聴率1位を維持しており、特にコアターゲット視聴率が初のトップ獲得となりました。しかし、この成功を素直に喜べない局内の声も少なくありません。
最近、フジテレビの中居正弘氏に関する問題が報じられ、同局の第3者委員会による調査結果が3月31日に発表されました。このトラブルを受けて、フジテレビは特集を組み、報道番組では女性アナウンサーが涙を浮かべながらコメントするなど、視聴者の注目を集めています。こうした状況も影響し、「目覚ましテレビ」は年度後半に関心を集める番組となっています。
視聴率の上昇が局内部の問題によるものとの皮肉もあり、視聴者の信頼回復は容易ではないと考えられています。さらに、関東以外の地域では視聴率が苦戦している状況もあり、特に西日本では他局の数字が好調です。フジテレビ自体は、長く続いているコーナーを大切にし、出演者がファミリー感を出す演出が他局にない魅力として挙げています。
しかし、視聴者のテレビ離れが進行しているとの指摘もあり、公共の電波を利用しているフジテレビはその影響を無視できません。視聴率が良くてもスポンサーがいなければ無意味であり、視聴者が求めるコンテンツの提供が今後の課題となるでしょう。フジテレビの今後の展開に注目が集まります。