名女優・山本富士子さんが現在、90代を迎え、衝撃の現状が明らかになりました。彼女は、長年住み続けた自宅を売却し、マンションへと引っ越したことが報じられています。理由は高齢による生活の負担軽減で、特に修理が必要な古い家屋の維持が困難になったためです。

山本富士子さんは、1931年に大阪で生まれ、1950年に第1回ミス日本でグランプリを受賞。その後、女優として映画界で活躍し、多くの作品に出演してきました。特に『夜の河』で知られる彼女は、昭和の時代において女性が仕事を持つことの先駆者的存在でした。

私生活では、1962年に作曲家の山本武春さんと結婚し、二人の子供を授かりましたが、2011年に夫を肺炎で失いました。この突然の死は彼女に深い悲しみをもたらし、心の支えを失った彼女の生活は大きく変わりました。息子は現在、制作会社を経営し、家族を支えていると伝えられています。

最近の彼女のメディア出演は少なくなっていますが、2019年にはテレビ番組に姿を見せ、元気な様子を見せました。2020年以降は新型コロナウイルスの影響もあり、公の場に出る機会が減少しています。山本富士子さんは、現在、健康に留意しながら新しいマンションで穏やかな生活を送っているようです。

長いキャリアを経て、今なお美しさと知性を保つ山本富士子さん。彼女の今後の活躍に期待が寄せられています。