「スター・ウォーズ」パルパティーン議長役としても知られる名優が、87歳で逝去。その演技と声は今も心に響く…

名優であり、「スター・ウォーズ」のパルパティーン議長役として広く知られる稲垣孝志さんが、87歳で逝去しました。彼は3月12日午後4時30分、東京都町田市内の病院で肺炎のため息を引き取りました。葬儀はすでに11日に家族葬として執り行われています。

群馬県に生まれた稲垣さんは、馬県立渋川高校を卒業後、俳優としての道を歩み始めました。1959年に劇団民芸の研究生となり、1964年には正式に劇団員として活動を開始しました。以降、彼は日本の演劇界を支え続け、反世紀以上にわたる舞台での輝かしい足跡を残しました。

稲垣さんは、アルブ作『イルクーツク物語』のラプチェンコ役や、ミラー作『セールスマンの死』のハッピー役、美義十郎作『炎の人』のロートレック役など、数々の名作で存在感を発揮しました。また、『アンネの日記』ではブッセ役、『第2次対戦のシュベック』ではヒトラー役を演じるなど、幅広い役柄を見事にこなしました。近年では、神戸北ホテルや『ドロドロ裏番 四谷階段』などの舞台にも精力的に出演していました。

映画界でも、稲垣さんは多くの名作の吹き替えに貢献しました。『ER 緊急救命室』や『ホワイトハウス』、『ロスト』などのテレビドラマに加え、『007シリーズ』や『タイタニック』『アルマゲドン』などの映画にも出演しています。最近では『ハンガー・ゲーム』シリーズのコリオランスノー大統領役や、『スター・ウォーズ』シリーズのパルパティーン最高技長役などでも知られています。

稲垣さんの不法は、多くの人々に深い悲しみをもたらしています。その功績は永遠に語り継がれ、彼の演技と声は今後も多くの人々の心に残ることでしょう。

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