テレ朝社長、ナスDのパワハラ、横領に対してお気持ち表明

テレビ朝日の篠塚浩司社長は25日、東京六本木の同局で定例社長会見を行い、バラエティ番組「大冒険TV」を担当していたエグゼクティブディレクターによるパワハラや会社経費の不適切使用について謝罪しました。この問題は、同社のコンプライアンス違反として重大な事態であり、視聴者や関係者の信頼を裏切る結果となったことを深くお詫びしました。

篠塚社長は、当該社員が不正に使用した会社費用の全額が既に返済されていることを明らかにし、管理監督者への責任も問うとしました。また、コンテンツ編成局の担当役員からは一部報酬の返還申し出もあったことを報告しました。今後は再発防止策を速やかに実行し、ガバナンスを強化することで信頼回復に努めると誓いました。

この問題が発覚したのは昨年10月で、調査の過程でパワハラの実態も明らかになりました。篠塚社長は、約5年間にわたって不正が見つからなかったことに対して謝罪し、チェック体制を強化する意向を示しました。「大冒険TV」は不正やパワハラがあったために打ち切りとなり、社長はその理由を説明しました。

ネット上では、長年にわたって問題が放置されていたことに対する批判が高まっています。社員の間では、内部の不正が常態化していたとの指摘もあり、業界全体の文化や体質を見直す必要性が強調されています。このような状況を受けて、テレビ朝日は今後どのようにコンプライアンスを遵守しつつ魅力的な番組を制作していくかが問われています。

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