インドネシアで反政府デモ激化 地方議会庁舎“放火”などで5人死亡 日本大使館「不要不急の外出控えて」
インドネシアで反政府デモが激化し、地方議会庁舎に放火されるなどの暴力行為が相次ぎ、少なくとも5人が死亡しました。首都ジャカルタを中心に、国会議員の高額な住宅手当てに対する不満が爆発し、25日から抗議活動が広がっています。この混乱の中、治安部隊の車両に市民が引かれるという悲劇的な事故が発生し、デモは一気に拡大しました。
現地メディアによると、東部スべ党では地方議会の庁舎が放火され、職員ら4人が命を落としました。この事態を受けて、現地の日本大使館は「不要不急の外出を控えるよう」呼びかけています。状況は急速に悪化しており、混乱が広がる中、プラボ大統領は予定されていた31日からの中国訪問を取りやめました。
抗議者たちは政府の腐敗や不正に対する強い怒りを表明しており、今後の展開が懸念されます。市民の安全が脅かされる中、政府は迅速な対応を求められています。国際社会もこの事態を注視しており、さらなる暴力の拡大が懸念されています。インドネシアの未来が危機に瀕している中、状況の改善が急務です。