神戸市で発生した女性刺殺事件が、再び注目を集めている。容疑者の谷本将志（35）は、事件発生の数日前から被害者を追跡していたとされ、衝撃的な事実が次々と明らかになっている。被害者の24歳女性は、エレベーター内で襲われ、命を奪われた。事件当時、女性のスマートフォンや財布はそのまま残されており、物取りの可能性は低いと見られている。

谷本容疑者は、3年前にも神戸で別の女性に対して暴力行為を行っていた。この時、彼は被害者の首を絞めるという行為に及びながらも、何事もなかったかのように立ち去っていた。この事件は、彼の過去の行動が現在の凶行に繋がっている可能性を示唆している。驚くべきことに、当時の同僚は彼の性格について「凶暴なことをするやつではない」と語っていたが、実際にはその裏に潜む危険性を見抜けていなかった。

今回の事件では、谷本容疑者が被害者を追跡していたことが防犯カメラの映像によって確認されている。彼は、被害者が神戸三宮駅で降りた際にすでにその場にいた。偶然の出会いからストーカー行為に発展した可能性が高い。

谷本容疑者は、以前の事件で執行猶予を受けており、再び社会に戻った後も危険な行動を繰り返していた。彼の過去の行動が、今回の凶行を引き起こしたという見方が強まっている。これにより、社会におけるストーカー行為や暴力の再発防止策が求められている。被害者の女性の無念を思うと、今後の対策が急務であることを痛感させられる。