ニセコ4000人分の水源ピンチ?17年前の所有者と土地めぐり敗訴 町が異例の署名活動【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】

北海道のニセコ町で、約4000人分の水源が危機に瀕しています。17年前の土地所有者による訴訟が発端となり、町は非常事態に直面しています。この土地は、町民の生活を支える重要な水源であり、町はその保護のために異例の署名活動を展開中です。

問題の土地は、16万平方メートルを超える広大な面積を持ち、ニセコ町の人口の約8割にあたる4000人に給水しています。町は2013年にこの土地を取得しましたが、昨年9月、札幌地裁が元所有者であるA社の主張を認め、ニセコ町は敗訴しました。A社は、第三者が無断で土地を売却したと主張しており、土地の返還を求めています。

町は、この土地が町民の命と暮らしを守るために不可欠であることを証明するため、急遽署名活動を開始しました。署名は月曜日まで受け付けており、集まった署名は裁判所に提出される予定です。町の副町長は「この土地がいかに重要であるかを理解してもらいたい」と訴えています。

専門家は、ニセコ町が勝訴する可能性は低いと指摘していますが、町はあきらめず、法廷での戦いを続ける意向を示しています。町民の生命線とも言える水源を守るため、ニセコ町は全力を挙げてこの危機に立ち向かっています。

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