熊本県の7つの市町に大雨特別警報が発令されました。熊本市の都市部では、至る所で車や生活道路が冠水しています。

熊本県では、記録的な大雨に見舞われ、7つの市町に大雨特別警報が発令されています。熊本市では、中心部を含む広範囲で冠水が発生し、住民の生活に深刻な影響を与えています。午前1時までの3時間で223mmの雨が降り、これは観測史上最も多い数値であり、平年の8月1ヶ月分を大きく上回る降水量となりました。

熊本市南区の元見町では、住宅街や川の水路が入り組んでおり、溝から水が溢れ出し、生活道路が完全に冠水しています。消防によると、午前7時過ぎに60歳の男性が路上で意識を失い、病院に搬送されました。男性はゴミを捨てようとして倒れたとみられ、水に顔をつけた状態で発見されたとのことです。

現在、熊本県内の代市や天草市などでは、警戒レベル5の緊急安全確保が発表されており、住民には最大限の警戒が呼びかけられています。今後も雨が降り続く予報が出ており、河川の氾濫や土砂崩れの危険性が高まっています。市民は、避難所の確認や安全な場所への移動を検討するよう促されています。

気象庁は、引き続き警戒を呼びかけており、今後の雨の状況に注意を払うよう強調しています。熊本市内の状況は依然として厳しく、住民の安全確保が最優先事項とされています。

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