私有地に無断駐車された車両が、ある投稿者によって「撃退」されたという事例がSNS上で話題となっている。この事件は、警察が民事不介入を理由に無断駐車に対して何もできなかったことから、投稿者が自らの手で対処せざるを得なかった経緯を持つ。
8月3日、投稿者は会社で借りている駐車スペースに見知らぬ車が駐車されているのを発見。警察に通報したが、私有地内の駐車は交通法違反には当たらないため、警察は対応を拒否。代わりに、張り紙をして対処するよう指示された。投稿者はこの指示に従い、無断駐車の車両に「関係者以外駐車禁止」と書かれた張り紙を大量に貼り付けた。
この行動はSNSで瞬く間に拡散し、2700万回以上の閲覧を記録。無断駐車をした車両は、その後無言で現場を去ったとされる。コメント欄には、投稿者の行動に対する賛否が寄せられ、無断駐車の運転手に対する厳しい意見や、警察の対応に対する不満が表明された。
この事件は、私有地内の無断駐車に対する法的な取り締まりが不十分であることを浮き彫りにしている。投稿者は、無断駐車が繰り返される現状に対して怒りを抱き、法改正を求める声が高まる中、自らの手で行動を起こした。無断駐車をした側の運転手が謝罪することもなく、その場を去っていったことからも、この問題の根深さが伺える。
無断駐車は、今後も社会問題として取り上げられることが予想される。ルールを守る人々が不利益を被らないためにも、迅速な法整備が求められている。