静岡県浜松市のガールズバーで、27歳の店長・竹内さんと26歳の従業員・伊藤りんさんが、営業中に男に刺されて死亡するという衝撃的な事件が発生しました。昨日午前1時、常連客の41歳の無職・山下一郎容疑者が、くクリナイフを手に店内に侵入。竹内さんが逃げようとしたところを、背中を複数回刺し、さらに逃げた伊藤さんも追いかけて刺したと見られています。
現場はJR浜松駅から450メートルの飲食店が立ち並ぶ細い路地にあり、当時23人の客が営業中でした。目撃者によると、事件直後には手が血に染まった男が見られ、周囲は騒然としていました。通報した人は、「助けてください」と叫びながら店内に駆け込んだと証言しています。
警察の調査によれば、山下容疑者は事件の約13時間前にレンタカーを借りており、計画的な犯行の可能性が浮上しています。山下容疑者は伊藤さんとのトラブルを抱えていたとされ、感情的な怒りが原因で凶行に及んだと考えられています。彼は「刺したことは間違いない」と容疑を認めており、警察はさらなる調査を進めています。
この悲劇的な事件に対し、伊藤さんの父親は「言葉が見つからない」と語り、竹内さんの知人は「明るくて素直な子だった」と語っています。二人の命が奪われた背景には、一体何があったのか。警察は事件の真相解明に全力を尽くしています。