遠野なぎこさんが、母親との絶縁を公表した。彼女は、子供の頃からの虐待体験を告白し、母親との関係に終止符を打った経緯を語った。遠野さんは、幼少期から母親からの暴力に苦しみ、オーディションの直前には鼻血が出るまで殴られ、辛い思いをしながらも仕事を続けていたという。

「私だけが虐待されていた」と語る彼女は、母親の嫉妬やストレスのはけ口として扱われ、兄弟たちと比べて不遇な扱いを受けていたことを明かした。家族の中で唯一、母親からの愛情を感じられなかった彼女は、精神的な苦痛を抱えながらも女優としての道を歩むことを決意した。

最近、母親が亡くなったとの連絡が弟から入ったという。遠野さんはその知らせを受けた際、「屈辱的だった」と語り、母親の死に対して特に悲しみは感じなかったと述べた。彼女は、母親との関係が自分の精神的な問題の根源であると認識しており、絶縁したことに対して後悔はないという。

この告白は、彼女自身の苦悩や、虐待を受けた子供たちへのメッセージでもある。遠野さんは、同じような経験を持つ人々に向けて、自らの体験を共有し、勇気を与えたいと強く願っている。彼女の言葉は、虐待の影響を受けた多くの人々に希望を与えるものであり、今後の活動にも注目が集まる。