卓球選手の早田ひなが、中国での自身の発言を巡り大炎上している。8月13日の帰国会見において、彼女は特攻隊の資料館を訪れたいと述べ、その発言が中国のSNS上で激しい反発を引き起こした。特に、中国の卓球選手が早田をフォロー解除したことが報じられ、事態はさらに注目を集めている。
早田選手は、オリンピック後の会見で「生きていること、卓球ができているのは当たり前ではない」と述べ、過去の戦争で命を落とした人々への感謝の意を表明した。彼女のこの発言は、特攻隊の歴史を尊重するものであり、平和の大切さを再確認する意図があったとされる。しかし、中国メディアやSNSユーザーは、これを「歴史を美化している」と受け止め、激しい批判を展開した。
中国の主要メディアは、早田の発言が「戦争犯罪の記憶を忘れる行為」として非難され、彼女への支持を撤回する動きが広がっていると報じている。また、特に注目されたのは、中国の卓球選手が早田をフォロー解除したことだ。この行動は、彼女の発言に対する抗議の一環として解釈されている。
一方で、早田選手の発言を支持する声もある。「彼女は過去を忘れず、感謝の意を表しただけ」との意見が寄せられ、日本人としての誇りを持った発言であると評価する人々も存在する。国際的なスポーツの場における発言が、歴史的な感情を呼び覚ますことがある中で、早田選手のコメントはその一例として位置づけられている。
この騒動は、日本と中国の間の微妙な関係を再浮上させるものであり、今後の展開が注目される。早田選手自身がどのようにこの状況に対処するのか、そして両国のスポーツ界に与える影響についても、引き続き注視が必要である。