外国人タレントの発言が日本の選挙における不公平を浮き彫りにし、波紋を呼んでいる。イラン出身のタレント、サルローズさんは、2025年7月6日に放送されたTBSKの番組「サンデー・モーニング」で、外国人に選挙権がないことに対する不満を表明した。彼女は、政治的な議題として外国人や移民問題が取り上げられることが悲しいとし、議論の中心にいるはずの当事者が意見を表明できない現状を批判した。

ローズさんは、物価高や高熱費、家賃の上昇といった生活に直結する問題への根本的な対策が求められていると訴えた。彼女は、賃金の引き上げや子育て・介護環境の整備といった長期的な政策が必要だと強調し、選挙戦における外国人問題への関心が高まる中で、選挙権を持たない外国人がその議論に加わることができないことは不公平であると述べた。

この発言に対するネット上の反応は賛否が分かれ、選挙権がない外国人に対する厳しい意見や、彼女の主張に理解を示す声が上がっている。一部のユーザーは、外国人が日本での生活を選んだ以上、選挙権を求めるのは筋が違うと主張する一方で、ローズさんの意見に共感する人もいる。

この問題は、日本社会における外国人の位置づけや権利についての議論を再燃させる契機となっており、今後の選挙における外国人問題への関心が高まることが予想される。ローズさんの発言が、外国人の権利や社会的な立場についての重要な対話を促進するきっかけとなるか、注目される。