任天堂の新作ゲーム機「Switch2」において、転売品の購入者に対する厳しい対策が明らかになった。最近、Switch2本体が不正行為によりBANされる事例が相次いで報告されており、これは任天堂が転売市場を排除するための新たな施策の一環と見られている。
6月5日のSwitch2発売以降、メルカリなどのフリマサイトでは多くの転売品が出品されているが、任天堂は保証書のない転売品に対して保証を行わないことを公式に明言。これにより、転売品を購入するリスクが広く知られることとなり、転売業者は窮地に追い込まれている。特に、レシートや納品書の提出が求められるため、非正規ルートで購入したSwitch2にはこれらの書類が付属しないことが、転売品の価値を大きく下げている。
また、任天堂は不正行為を行った本体に対して遠隔でBANを実施することができるとされ、過去の事例では、正規に購入したユーザーが不正行為の影響でBANされたケースも報告されている。このような背景から、中古販売店でもSwitch2の買い取りを行わない方針を示す店舗が出てきており、転売市場はさらに厳しい状況に追い込まれている。
任天堂の対策が功を奏し、転売品の購入を避ける動きが広がる中、ユーザーたちは転売品に手を出すことのリスクを再認識している。これにより、転売業者は在庫をさばくことが難しくなり、最終的に経済的な損失を被る可能性が高まっている。今後、任天堂の厳格な対応がどのように転売市場に影響を与えるのか、注視が必要だ。